エペは決闘を模範にした競技です。
扱う剣は長さ110cm以下(剣身は90cm以下)、
重さ770g以下のものと決まっています。
他の武器と比べると比較的重い剣で、
伝統的な決闘用の武器に最も近いです。
フルーレと同じくエペも突きだけが得点となります。
しかしエペは中世の決闘そのものなので、
それ以外の特別なルールはありません。
勿論、攻撃権もありませんので、
とにかく相手を先に突いた方が勝ちとなります。
同時に突いても相打ちと見なされて
両者にポイントが入ります。ただし、その場合は
相手との突きの時間差は1/25秒以内でなくてはいけません。
エペの有効面は頭からつま先までの全身です。
これは「相手の血を流せば勝ち」という
決闘そのもののルールを受け継いでいるためです。